ロビンズ・ネスト・ブログ
第6回目は、”自立心” です。
子育ての目標は、子どもが日常の生活習慣、社会文化的な習慣を身に付け、親の直接的な保護を受けていた状態から自分の力で生活できるようにすることです。
親は、子どもが自分自身でできるようになるために、日々、いろいろのことを教えたり、一緒にやったり、見守ったり、支えたりしていきます。
幼少期の子どもたちは、親から直接的に世話されることが当たり前ですから、親がすべての世話をし続けていたら、子どもはやってもらうのが当たり前になり、自らやろうとしなくなるでしょう。
子どもにとって、してもらえる安心感を持つことは大切ですが、一緒にやってみること、やってみてできる経験をすること、それをともに喜んでもらえることも同様に大切です。
このような過程で、自分のことはできるだけ自分でするという「自立心」が芽生えてきます。
伸ばす口癖 ”一緒にやってみよう” ”~ちゃんがやってみる?” ”自分でできたね”
自立心を伸ばすには、本人が自分ですることを励ます言葉、その結果、ある程度うまくいくことを実感できるような言葉をかけることが必要です。
すべてやってあげるのではなく、徐々に”ママと一緒にやってみる?””今度は~ちゃんがやってみる?” と子どもが力を発揮できる場面をつくっていきましょう。その結果、達成感が得られるようになります。
“自分でできたじゃない”と子ども自身の力の結果としてできたことを伝える言葉をかけると、子どもは自立心が高まるでしょう。
ダメにする口癖 ”どうせ無理よ””一人じゃ何もできないのね”
子どもが何かをしようとしたとき、”どうせ無理よ”と過小評価して手伝ってしまったり、失敗したとき、”一人じゃ何もできないんだから”と、けなすような言葉をかけると、子どもは自分でやろうとせず、なんでもかんでもお母さんにやってもらおうとします。
その方が手軽で失敗しないからです。
しかし、やがて同年齢の子ども集団の中で過ごすようになったとき、自分のことは自分で処理するよう求められて困ってしまうのは、子ども自身なのです。
レッスンの中でも、自分のお子さんに最初に答えてほしいがために、子どもに考える時間を与えず、お母さんがすぐに答えを教えてしまわれることがあります。
たとえ一番に答えても子どもさんはちっともうれしそうではありません。
それもそのはずです。本人が考えたわけでもない、ただお母さんの言うことをまねただけなのですから。
嬉しそうなのは、お母さんです。
だからと言って、”さあ、答えなさい” ”ほら、いいなさい” と、ただただ急きたてても、子どもは委縮するばかりです。
なんでも、”自分でやりなさい” と突き放すことが、その子の自立を促すのではありません。
“ああ、できた” ”やれば、できるんだ” と、本人が 感じられるように、上手に手助けすることが大切です。
この”上手に ”というのが、なかなか難しいところですね。
そこが母親の腕の見せ所、といったところでしょうか。
もし、自分だったら、、、こんな時、どんなに言われたいかな? と自問自答するのもいいかもしれませんね。
子どもといえど、ちゃんとした一人の人格です。
お母さんと同じように、プライドも、喜怒哀楽の感情も、十分に持っています。
個人を尊重すれば、おのずと、その子にあったほめ方、助け方が分かるのではないでしょうか。
たとえ小さなことでも、その子にとって、昨日できなかったことが今日できたら、大いに褒めてあげましょう。
それが分かるのは、いつも子供のそばにいるお母さんだけなんですから。
0才から大人までの英会話 ロビンズ・ネスト
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