ロビンズネスト・ブログ
2022年5月27日 15:21
講演会「女性の自立」についての第2回目になります。
前回は講演会の内容の後半部分1)男女・ 夫婦・父母 の役割分担
について内容をご紹介しました。
第2回目では、2)女性の自立について内容をご紹介したいと思います。
2)女性の自立
今日の講演のテーマである女性の自立とはどういう事だと思いますか?
私の半生を駆け足でお話ししてきましたが、皆さんが自立した女性になるためのヒントはありましたか?
私が思う女性の自立には、精神的自立と経済的自立があります。
精神的な自立とは、人に頼らず自分の考えを持って自分の信じる道を進めるという事です。
人生はいつもバラ色ではありません。様々な問題が発生します。60才を超えた私でも知らないこと、答えの分からないことが沢山あります。
もし今貴女が何かに悩んでいるとしましょう。なぜあなたは今悩んでいるのでしょう?
それは、貴女がその問題を乗り越えた経験がないからだけなのです。一度乗り越えてしまえば、次に同じ問題に出くわした時はもう問題にはなりません。
「悩んでいる」という事は、ただ貴女が未経験なだけです。
問題を乗り越えた経験のある人にとっては、それはもう問題ではなく、ただの取りに足りない小さな事となります。
そのように考えれば、いろいろな悩みも自分を高めるためのステップだと思えるようになります。
この問題解決能力、つまり問題を解決する手段を模索できる力、自分で自分の道を切り開ける力、すなわちこれが精神的自立だと思います。
その為には、自ら進んで色
貴女がいま問題にぶち当たっているとしたら、それは自分を高めるチャンスなのです。
大いに悩みましょう。そして解決していきましょう。
“諦めなければ必ず道は開ける”と私は信じています。
実際、私も何も解決策が見つからず、万事急須と思った
経験は何度もあります。
でも、悩みに悩みぬいたときは、決まって神様からご褒美があったかのように、突然
「この手があった」と解決策が頭に浮かぶのです。
悩むことによって人は少しずつ成長していくのです。
経済的自立とは、自分でお金を稼げるという事です。
仕事をする事で学ぶことは多いし、社会に何らかの形で関わることで国に税金を納め、人のお手伝いもできる、という意味では働くことは大きな意味があります。
能力がある女性が、女性であるがゆえにそのチャンスが与えられないのは、日本社会の大きな損失です。
貴女が「女性だから何もできない、何もしたくない、だから結婚して誰かに養ってもらいたい」などという安易な考え方を持つようであれば、貴女は経済的にも精神的にも自立しているとは言えません。
その結果、結婚しても対等で良好な人間関係は構築できません。
自分の考えも言えず、男性の言う事に従わなければならなくなります。
男性に一生服従する人生などあり得ますか?貴女の人生は何のためにありのですか?これでは、「どうせ自分じゃ食べていけないんだろ?文句言わず俺の言う通りにしていればいい」などと男性に言わせてしまう事にもなりかねません。
家事・育児は仕事に勝るとも劣らない重労働です。
それなのに、男性にそんな横柄な態度を取らせるのは女性にも原因があるのかもしれません。
女性の怠慢を見透かされているのです。
勿論仕事をしている女性が家事・育児を頑張っている女性より偉いわけでもありません。
家事・育児に専念する女性の地位が低いというものではありません。
仕事をせず家庭にはいってパートナーを支えるという役割分担・選択肢も立派な生き方です。
しかしこれは自らが進んで選んだ道であり、パートナーとの対等な関係での納得した役割分担であることが大切です。
「女だから」「何もできないから」であってはなりません。
貴女がお料理にお掃除に子育てに努力・奮闘している女性であれば、パートナーは貴女を粗末に扱ったりはしないはずです。
そこに感謝と尊敬が存在すれば人間関係は破綻しないでしょう。
相手に頼らず、自ら前向きに努力することが大切です。
個人的には結婚は、理解し合えるパートナーを持つという意味で人生を豊かにすると思います。
勿論、結婚をしないという選択肢もあるでしょうが、結婚する場合は、今の日本では、女性が仕事を持って、家事・子育てをする事はかなりのエネルギーがいるのが現実です。
結婚後も仕事をしながら子育てをするためには、パートナーの理解と協力が必要になります。
その為にはパートナーと対等な話し合いができる関係でなければいけません。
その為には女性は男性にとって互いを認め合える存在、尊敬できる存在であることが必要です。
その為には女性は男性と同等の教育を受け、いろいろな経験をして自分を磨き、自分の考えを持ち行動できなければなりません。
将来皆さん全員が子供を持つとは限りませんが、お母さんになるのであれば、これは言っておきたいと思います。
子供を産み育てる女性こそ、教養を身に付け自分を磨くべきです。
女性こそ勉強をして、いろいろな経験をして、子供をたくましく育ててほしと思います。
男性は女性から生まれてくるのです。
素晴らしい母から素晴らしい子が育ち、その子がこれからの日本を背負っていくのです。
そういう意味で女性の力はとても大切なのです。
私たち女性こそしっかりしなければ、日本の将来は暗いと言えます。
今日は私の子育てのお話はしませんでしたが、私には息子と娘がいます。
長男は10歳の時「海外で勉強したい」というので、ニュージーランドの家族に預けて現地の小学校に通いました。
長女が小学6年になると「ママはいつも女だからこそたくさん勉強して、いろいろな経験をしなければならないって言っているでしょう!!だから私もアメリカに行きたい」と言って単身アメリカに行きました。
女性諸君、立ち上がって今の自分の殻を破ってください。男性と肩を並べ自己実現を目指してください。
男性にできて、私たち女性にできないことなど何もありません。
これからあなた達には沢山の選択肢があります。
皆さんは、これからどんな仕事をするのか、結婚するのか、子供を産むのか、自分で選べます。
周りに流されず、自分の信じた道を進んでください。
ただ、どの道を進むにしても、楽で安易な道を選択せず、好奇心をもって沢山の事に挑戦して下さい。
そして胸を張って生きてください。私たち女性にできないことはなにも無いのです。
皆さんに幸せな人生が待っていることを願ってやみません。
0才から大人までの英会話ロビンズ・ネスト
代表取締役 中野 浩美
福岡市中央区平尾校
福岡市中央区六本松校
福岡市早良区西新校
福岡市東区香椎校
春日市春日公園春日校
筑紫野市美しが丘筑紫野校
2022年5月26日 18:59
先日、久留米市立三井中央高校(女子高)の校長先生からのご依頼で、「女性の自立」について60分程お話しさせて頂きました。
先ずは、私の20代の世界旅行からいくつかエピソードをおはなししました。
結婚、出産、子育て、英会話サークルの立ち上げのお話しをしました。
最後に、「女性の自立について」お話ししました。
講演の終盤の内容を以下の2回に分けてご紹介したいと思います。
1)男女・ 夫婦・父母 の役割分担
2)「女性の自立」について
以下、よろしければお読みください。
1)男女・ 夫婦・父母 の役割分担
家庭を持てば、誰かが働き、誰かが家事、育児をしなければなりません。
仕事は男性、家事や育児は女性がすると決まっているのでしょうか?
家事・育児が好きでやりがいを感じる男性もいるでしょうし、仕事を頑張りたいという女性もいるでしょう。
私たち夫婦は、結婚当初、仕事は主人、家事・育児は私と言う役割の家族でした。
ある時期からそれを交代しました。世間一般の家庭とは少し違いましたが、家庭の中の役割分担をその時々に変えてきただけです。
私たちは常に対等な関係で話し合ってきました。自分たちなりの幸せな家庭の形を選択してきただけです。
私が残念に思うのは、従来の固定概念に捕らわれてその選択肢をなくしている日本の社会です。
女性は望めばもっと積極的に社会と関わりを持てる、男性も望めば家事や子育てに参加できる社会になれば良いと思っています。
それを可能にするためには、女性も男性と同じく教育を受け、もっといろいろな事に挑戦するべきです。
男性も、仕事以外の時間がもっと持てるように社会が変わっていけば、男性の人生も豊かになるのではないかと思います。
男性が育児にもっと関わることができれば、男性にも新しい世界が見えてくるかもしれません。
その為にもお父さんたちはもっと産休・育児休暇を取れる社会になるべきです。
子供の成長をまじかに見ることなく、気がつけば定年退職、子供たちは結婚してしまった、だなんてそれは本当に男性が望んでいる人生なのでしょうか?
多くの男性は、一生に一度しかない子供との大切な時間を選択肢なく逃してしまっているのではないでしょうか?
日本でも働き方改革が叫ばれています。
「男性も育休を取ろう」と、ある大臣が育休をとってみても、相変わらず「仕事に忙しいお父さん」という構図が遅々として変わっていきません。
みんなの考え方が変わらないからです。
皆さんは、固定概念に捕らわれずもっと柔軟な発想を持ちましょう。
持てるように自分を磨きましょう。
とはいえ、現実の日本の社会では難しいのも現実です。
正直、私も“男だったらもっといろんなことが出来ただろう”と考えたことは何度もあります。
日本でも、女性の社会進出が増えてきたとはいえ、まだまだ男性の方が女性より仕事の機会は多いのが現実です。
性の違いによって社会の中での役割分担があり、全てが男女平等というわけにはいかないのも事実です。
一方、女性にしかできないことはあるでしょうか?それは妊娠と出産です。
母乳の授乳は女性にしかできませんが、それ以外の子育ては男女どちらにでもできます。
であれば、女性にしかできない事を考えようと私は思いました。せっかく女性として生まれたのであれば、女性にしかできないことを大いに楽しむべきだと私は思っています。
その結果、私にとって「妊娠と出産」は私の人生の大きな分岐点となりました。
もし、子供を産み育てていなければ、今の仕事にも巡り合えていなかったでしょうし、今の私もなかったでしょう。
確かに女性であるがゆえに、できなかったこともありますが、仕事を通して自己実現ができる事に今私は生きがいを感じています。
そのような私の生き方を認めてくれる主人とこのようなチャンスを与えてくれた子供たちに感謝しています。
次回はいよいよ「女性の自立」についてご紹介します。
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