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講演会、久留米市立三井中央高校、「女性の自立」について(第1回)
講演会

先日、久留米市立三井中央高校(女子高)の校長先生からのご依頼で、「女性の自立」について60分程お話しさせて頂きました。

先ずは、私の20代の世界旅行からいくつかエピソードをおはなししました。

結婚、出産、子育て、英会話サークルの立ち上げのお話しをしました。

最後に、「女性の自立について」お話ししました。

講演の終盤の内容を以下の2回に分けてご紹介したいと思います。

1)男女・ 夫婦・父母 の役割分担

2)「女性の自立」について

以下、よろしければお読みください。

1)男女・ 夫婦・父母 の役割分担

家庭を持てば、誰かが働き、誰かが家事、育児をしなければなりません。

仕事は男性、家事や育児は女性がすると決まっているのでしょうか?

家事・育児が好きでやりがいを感じる男性もいるでしょうし、仕事を頑張りたいという女性もいるでしょう。

私たち夫婦は、結婚当初、仕事は主人、家事・育児は私と言う役割の家族でした。

ある時期からそれを交代しました。世間一般の家庭とは少し違いましたが、家庭の中の役割分担をその時々に変えてきただけです。

私たちは常に対等な関係で話し合ってきました。自分たちなりの幸せな家庭の形を選択してきただけです。

私が残念に思うのは、従来の固定概念に捕らわれてその選択肢をなくしている日本の社会です。

女性は望めばもっと積極的に社会と関わりを持てる、男性も望めば家事や子育てに参加できる社会になれば良いと思っています。

それを可能にするためには、女性も男性と同じく教育を受け、もっといろいろな事に挑戦するべきです。

男性も、仕事以外の時間がもっと持てるように社会が変わっていけば、男性の人生も豊かになるのではないかと思います。

男性が育児にもっと関わることができれば、男性にも新しい世界が見えてくるかもしれません。

その為にもお父さんたちはもっと産休・育児休暇を取れる社会になるべきです。

子供の成長をまじかに見ることなく、気がつけば定年退職、子供たちは結婚してしまった、だなんてそれは本当に男性が望んでいる人生なのでしょうか? 

多くの男性は、一生に一度しかない子供との大切な時間を選択肢なく逃してしまっているのではないでしょうか?

日本でも働き方改革が叫ばれています。

「男性も育休を取ろう」と、ある大臣が育休をとってみても、相変わらず「仕事に忙しいお父さん」という構図が遅々として変わっていきません。

みんなの考え方が変わらないからです。

皆さんは、固定概念に捕らわれずもっと柔軟な発想を持ちましょう。

持てるように自分を磨きましょう。

とはいえ、現実の日本の社会では難しいのも現実です。

正直、私も“男だったらもっといろんなことが出来ただろう”と考えたことは何度もあります。

日本でも、女性の社会進出が増えてきたとはいえ、まだまだ男性の方が女性より仕事の機会は多いのが現実です。

性の違いによって社会の中での役割分担があり、全てが男女平等というわけにはいかないのも事実です。

一方、女性にしかできないことはあるでしょうか?それは妊娠と出産です。

母乳の授乳は女性にしかできませんが、それ以外の子育ては男女どちらにでもできます。

であれば、女性にしかできない事を考えようと私は思いました。せっかく女性として生まれたのであれば、女性にしかできないことを大いに楽しむべきだと私は思っています。

その結果、私にとって「妊娠と出産」は私の人生の大きな分岐点となりました。

もし、子供を産み育てていなければ、今の仕事にも巡り合えていなかったでしょうし、今の私もなかったでしょう。

確かに女性であるがゆえに、できなかったこともありますが、仕事を通して自己実現ができる事に今私は生きがいを感じています。

そのような私の生き方を認めてくれる主人とこのようなチャンスを与えてくれた子供たちに感謝しています。

次回はいよいよ「女性の自立」についてご紹介します。

0才から大人までの英会話ロビンズ・ネスト
代表取締役 中野 浩美

福岡市中央区平尾校
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