ロビンズ・ネスト・ブログ
講演会「女性の自立」についての第2回目になります。
前回は講演会の内容の後半部分1)男女・ 夫婦・父母 の役割分担
について内容をご紹介しました。
第2回目では、2)女性の自立について内容をご紹介したいと思います。
2)女性の自立
今日の講演のテーマである女性の自立とはどういう事だと思いますか?
私の半生を駆け足でお話ししてきましたが、皆さんが自立した女性になるためのヒントはありましたか?
私が思う女性の自立には、精神的自立と経済的自立があります。
精神的な自立とは、人に頼らず自分の考えを持って自分の信じる道を進めるという事です。
人生はいつもバラ色ではありません。様々な問題が発生します。60才を超えた私でも知らないこと、答えの分からないことが沢山あります。
もし今貴女が何かに悩んでいるとしましょう。なぜあなたは今悩んでいるのでしょう?
それは、貴女がその問題を乗り越えた経験がないからだけなのです。一度乗り越えてしまえば、次に同じ問題に出くわした時はもう問題にはなりません。
「悩んでいる」という事は、ただ貴女が未経験なだけです。
問題を乗り越えた経験のある人にとっては、それはもう問題ではなく、ただの取りに足りない小さな事となります。
そのように考えれば、いろいろな悩みも自分を高めるためのステップだと思えるようになります。
この問題解決能力、つまり問題を解決する手段を模索できる力、自分で自分の道を切り開ける力、すなわちこれが精神的自立だと思います。
その為には、自ら進んで色
貴女がいま問題にぶち当たっているとしたら、それは自分を高めるチャンスなのです。
大いに悩みましょう。そして解決していきましょう。
“諦めなければ必ず道は開ける”と私は信じています。
実際、私も何も解決策が見つからず、万事急須と思った
経験は何度もあります。
でも、悩みに悩みぬいたときは、決まって神様からご褒美があったかのように、突然
「この手があった」と解決策が頭に浮かぶのです。
悩むことによって人は少しずつ成長していくのです。
経済的自立とは、自分でお金を稼げるという事です。
仕事をする事で学ぶことは多いし、社会に何らかの形で関わることで国に税金を納め、人のお手伝いもできる、という意味では働くことは大きな意味があります。
能力がある女性が、女性であるがゆえにそのチャンスが与えられないのは、日本社会の大きな損失です。
貴女が「女性だから何もできない、何もしたくない、だから結婚して誰かに養ってもらいたい」などという安易な考え方を持つようであれば、貴女は経済的にも精神的にも自立しているとは言えません。
その結果、結婚しても対等で良好な人間関係は構築できません。
自分の考えも言えず、男性の言う事に従わなければならなくなります。
男性に一生服従する人生などあり得ますか?貴女の人生は何のためにありのですか?これでは、「どうせ自分じゃ食べていけないんだろ?文句言わず俺の言う通りにしていればいい」などと男性に言わせてしまう事にもなりかねません。
家事・育児は仕事に勝るとも劣らない重労働です。
それなのに、男性にそんな横柄な態度を取らせるのは女性にも原因があるのかもしれません。
女性の怠慢を見透かされているのです。
勿論仕事をしている女性が家事・育児を頑張っている女性より偉いわけでもありません。
家事・育児に専念する女性の地位が低いというものではありません。
仕事をせず家庭にはいってパートナーを支えるという役割分担・選択肢も立派な生き方です。
しかしこれは自らが進んで選んだ道であり、パートナーとの対等な関係での納得した役割分担であることが大切です。
「女だから」「何もできないから」であってはなりません。
貴女がお料理にお掃除に子育てに努力・奮闘している女性であれば、パートナーは貴女を粗末に扱ったりはしないはずです。
そこに感謝と尊敬が存在すれば人間関係は破綻しないでしょう。
相手に頼らず、自ら前向きに努力することが大切です。
個人的には結婚は、理解し合えるパートナーを持つという意味で人生を豊かにすると思います。
勿論、結婚をしないという選択肢もあるでしょうが、結婚する場合は、今の日本では、女性が仕事を持って、家事・子育てをする事はかなりのエネルギーがいるのが現実です。
結婚後も仕事をしながら子育てをするためには、パートナーの理解と協力が必要になります。
その為にはパートナーと対等な話し合いができる関係でなければいけません。
その為には女性は男性にとって互いを認め合える存在、尊敬できる存在であることが必要です。
その為には女性は男性と同等の教育を受け、いろいろな経験をして自分を磨き、自分の考えを持ち行動できなければなりません。
将来皆さん全員が子供を持つとは限りませんが、お母さんになるのであれば、これは言っておきたいと思います。
子供を産み育てる女性こそ、教養を身に付け自分を磨くべきです。
女性こそ勉強をして、いろいろな経験をして、子供をたくましく育ててほしと思います。
男性は女性から生まれてくるのです。
素晴らしい母から素晴らしい子が育ち、その子がこれからの日本を背負っていくのです。
そういう意味で女性の力はとても大切なのです。
私たち女性こそしっかりしなければ、日本の将来は暗いと言えます。
今日は私の子育てのお話はしませんでしたが、私には息子と娘がいます。
長男は10歳の時「海外で勉強したい」というので、ニュージーランドの家族に預けて現地の小学校に通いました。
長女が小学6年になると「ママはいつも女だからこそたくさん勉強して、いろいろな経験をしなければならないって言っているでしょう!!だから私もアメリカに行きたい」と言って単身アメリカに行きました。
女性諸君、立ち上がって今の自分の殻を破ってください。男性と肩を並べ自己実現を目指してください。
男性にできて、私たち女性にできないことなど何もありません。
これからあなた達には沢山の選択肢があります。
皆さんは、これからどんな仕事をするのか、結婚するのか、子供を産むのか、自分で選べます。
周りに流されず、自分の信じた道を進んでください。
ただ、どの道を進むにしても、楽で安易な道を選択せず、好奇心をもって沢山の事に挑戦して下さい。
そして胸を張って生きてください。私たち女性にできないことはなにも無いのです。
皆さんに幸せな人生が待っていることを願ってやみません。
0才から大人までの英会話ロビンズ・ネスト
代表取締役 中野 浩美
福岡市中央区平尾校
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