ロビンズ・ネスト・ブログ
先日、林修先生のテレビでこんな事が取り上げられていました。
0.05+0.05=0.10は間違いでしょうか?間違いではないでしょうか?
学習指導要領では、この答えは、0.1と指導するようになっているそうです。
しかし、0.10が間違いであるという根拠は何でしょうか?
根拠が説明出来ない事をバツとしていいものでしょうか?
学校の授業は何の為にするのでしょうか?
学校の授業は、答えを導き出す終点なのでしょうか?出発点なのでしょうか?
もちろん、目の前の問題を解ける事は大切な事です。
でも、子供達の人生は学校を出たあとズーッと長いわけです。
社会に出ると色々な問題にぶつかり、それ解決していかなければならない。その時に使える頭を作る訓練が学校の授業であると考るのならば、学校の授業は「出発点」であるはずです。
間違いであるハッキリとした根拠がないのに、ダメだと言われる理由が「こんな風に教えていないから」と言われる子供達の事を思うと、それこそ納得いきません。
納得のいかないバツは子供の心に突き刺さり、自由な発想の妨げになりかねません。
私も「教える」事に携わって30年以上になりますが、このての問題にはよく遭遇します。
「先生、学校でこれダメって言われたけど、どうして?」
私はその度、「うーん。なるほどね。そういう考る方もあるね〜。凄いやん。」
「学校では、ダメって言われたかもしれないけど、間違いじゃないよ。大丈夫。」
いつも、私は心の中で「私だったらマルなのに、、、、」と思います。
実際、娘や娘の授業参観でも、疑問に感じる体験をした事は何度もあります。
先生のなかでは、答えは1つなのでしょう。その唯一の答えに到達する様に子供達を誘導する事に終始し、途中で面白い発想を言った子供の意見は取り上げられない。
家に帰って、子供に、「あの時のあの問題どう思った?」なんて事はよく親子で話したものです。
中学生の時、塾でのテストに”Will you ~?”とお願いの文章を書くべきところを、”Can you~?”と書いてバツを貰った息子が、「お母さん、どうしてバツ?」と聞いてきました。
指導要領に沿わなければならない学校ではない塾でしたので、電話で担当の先生に聞いてみた事があります。
「今は、will you ~?を教えているところなので、、、」と、あまりにも稚拙な回答に呆れました。
いかに懐の深い、優秀な先生に巡り会えるのかは、子供達にとっては大きな問題ですねー。
子供達の特性、レベルを見極め、伸ばして行くことは教育の原点です。
その為には、自分自身も「学習をした」経験がなければなりません。
ロビンズ・ネストの講師を採用する際、その様なところには十分留意しているつもりです。
林先生、面白いだけではなく、ちゃんとした教育理念を持った教育者なんですね。
福岡子供英会話スクール、ロビンズ・ネスト
筑紫野市、春日市、大野城市
福岡市 ( 平尾、香椎、六本松、西新)
代表取締役 中野 浩美
カテゴリ
- イベント(50)
- 中野のつぶやき(667)
- 子育て(57)
- 教育全般(34)
- 本・絵本(46)
- 生徒さんエピソード集(41)
- 英語のフレーズ(14)
- 英語スピーチコンテスト(43)
- 英語教育(17)
- 英語検定(児童英語検定)(48)
月別 アーカイブ
- 2022年9月 (2)
- 2022年5月 (2)
- 2021年8月 (2)
- 2021年4月 (24)
- 2021年3月 (13)
- 2021年2月 (7)
- 2021年1月 (11)
- 2020年12月 (29)
- 2020年11月 (5)
- 2020年10月 (20)
- 2020年9月 (6)
- 2020年8月 (7)
- 2020年7月 (2)
- 2020年6月 (1)
- 2020年5月 (4)
- 2020年3月 (1)
- 2020年2月 (4)
- 2019年12月 (10)
- 2019年11月 (1)
- 2019年10月 (4)
- 2019年8月 (11)
- 2019年7月 (3)
- 2019年6月 (2)
- 2019年5月 (9)
- 2019年4月 (10)
- 2019年3月 (10)
- 2019年2月 (11)
- 2019年1月 (12)
- 2018年12月 (10)
- 2018年11月 (14)
- 2018年10月 (23)
- 2018年9月 (11)
- 2018年8月 (23)
- 2018年7月 (15)
- 2018年6月 (6)
- 2018年5月 (17)
- 2018年4月 (11)
- 2018年3月 (9)
- 2018年2月 (6)
- 2018年1月 (7)
- 2017年12月 (8)
- 2017年11月 (15)
- 2017年10月 (19)
- 2017年9月 (15)
- 2017年8月 (13)
- 2017年7月 (17)
- 2017年6月 (8)
- 2017年5月 (12)
- 2017年4月 (22)
- 2017年3月 (17)
- 2017年2月 (13)
- 2017年1月 (24)
- 2016年12月 (20)
- 2016年11月 (21)
- 2016年10月 (23)
- 2016年9月 (22)
- 2016年8月 (24)
- 2016年7月 (16)
- 2016年6月 (12)
- 2016年5月 (18)
- 2016年4月 (20)
- 2016年3月 (11)
- 2016年2月 (15)
- 2016年1月 (10)
- 2015年12月 (16)
- 2015年11月 (26)
- 2015年10月 (21)
- 2015年9月 (12)
- 2015年8月 (14)
- 2015年7月 (12)
- 2015年6月 (17)
- 2015年5月 (17)
- 2015年4月 (1)
- 2015年3月 (1)
- 2015年1月 (1)
- 2014年12月 (3)
- 2014年10月 (1)
- 2014年8月 (2)
- 2014年3月 (1)
- 2014年2月 (2)
- 2013年11月 (3)
- 2013年7月 (4)
- 2013年4月 (2)
- 2013年3月 (2)
- 2013年2月 (1)
- 2013年1月 (3)
- 2012年12月 (2)
- 2012年11月 (2)
- 2012年10月 (2)
- 2012年9月 (1)
- 2012年8月 (4)
- 2012年7月 (2)
- 2012年6月 (2)
- 2012年5月 (3)
- 2012年4月 (1)
- 2012年3月 (1)
- 2012年2月 (2)
- 2012年1月 (4)
- 2011年11月 (2)
- 2011年10月 (4)
- 2011年9月 (11)
- 2010年11月 (2)
- 2010年10月 (2)
- 2010年8月 (1)
- 2010年5月 (3)
- 2010年1月 (1)
- 2009年12月 (1)
- 2009年11月 (1)
- 2009年9月 (1)
- 2009年8月 (1)
- 2009年1月 (1)
- 2008年10月 (1)
- 2008年8月 (2)