東大合格者数公立No1、日比谷高等学校校長、武内 彰先生の著書「学ぶ心に火をともす8つの教え」

「自分から勉強する子の育て方」とはどのようなものなのでしょうか？

武内先生が目指してあるのは、東大合格者数ではなく、世界でリーダーシップをとれる生徒を育てること。

子供達の心を育てる事で結果的に東大合格者数が増えたといいます。

武内先生曰く、「大学合格がゴールではありません。将来どんな業界に進むのであれ、その業界でグローバルリーダーになれる人材を育てるのが私達の使命だと考えています。」

実際の日比谷高校の授業では、教壇に立つのは講師ではなく、生徒ばかり。

「将来世界でリーダーとして活躍する為には、自分の意見をきちんと発信、提言できる力が必要」な為、受け身の授業ではなく、生徒たちが中心となった授業が行われているのです。

教室には大きな黒板が3面に設置してあります。

数学の長い数式なども、複数の生徒が同時にそれぞれの答えを黒板に書く事ができるようになっています。

私の長男の母校、灘高校もそのようになっていました。

私が授業参観した時も、クラスの生徒たちがいくつかのグループに分かれて、黒板の前で何やら話しながら問題を解いていました。


普通は、先生が黒板に書くものを生徒がノートに写す「一方的な授業」が多いのでしょうが、日比谷高等の生徒たちは、先生と同じくらい発言を沢山して積極的に授業に参加します。

また、表現力を身につけるために、年に2回行われる「ビブリオバトル」もユニークな取り組みです。

自分の好きな本がいかに面白いかをプレゼンするバトルです。

面白い取り組みですね。

次回は、武内先生が著書の中で紹介されている「受験生のお母さんがやってはいけない7箇条」についてご紹介します。

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