ロビンズネスト・ブログ
2020年10月22日 13:19
第4回目は、”がまん強さ“ です。
今日のような物質的に豊かな時代では、子どもたちの我慢する力が育ちにくいといわれています。
子どもを愛するが故に、子どもが欲しいと言えばすぐにものを買い与えたり、嫌だといえばすぐに回避させたりすることによって、子どもが葛藤や失敗経験に弱くなってしまっています。
嫌なことでも責任を持ってやる、好きなことでも状況に応じて我慢する力は、今後より広い社会で集団生活を営む子供たちにとって大切です。
1)伸ばす口癖 ”きっとできるよ” ”よーくできているね” ”~してえらかったね”
自分の要求をコントロールして楽しさを先延ばししたり、嫌なことに取り組むことは、大人にとっても難しいことですが、集団の中で互いに気持ちよく生活していくためには、我慢する力が欠かせません。
“~ちゃんに手伝ってほしいの” ”君なら(いやなことでも)きっとできるよ” と期待をかけられたり、我慢している途中で ”よく待てているね” と励ましの言葉をかけてもらったり、我慢できた結果に対して” がまんできて、お母さんはうれしいよ” とほめてもらえる。。。そういう経験を幼少期から積み上げていくと、児童期にある程度欲求不満や葛藤、失敗を経験しても、それに対処し、乗り越える力が形成されるでしょう。
2)ダメにする口癖 ”どうせ~に決まってる” ”そんなのできて当たり前”
幼い子供のがまんは、本人が一人で修行のようにしていくものではなく、他者とのかかわりの中で経験していき、その結果、必要性や責任を学んでいくものです。
子供には適度な我慢の経験が必要です。
思いどおりにさせ、我慢する機会を奪ってしまうことは、ただ子どものわがままを助長することになるでしょう。
最初から我慢を子どもに期待せずに ”どうせできないに決まっている” などという言葉をかけたり、我慢を見守ったり、支えたりしてやらなかったり、我慢できてもそれを認める言葉をかけてあげなかったりすると、他者への思いやりを形成することは難しくなるでしょう。
0才からの英会話 ロビンズ・ネスト
代表取締役 中野 浩美
西新校 :福岡市早良区高取1-29-10-4F (092)851-4020
六本松校:福岡市中央区梅光園1-2-7-2F (092)716-7131
平尾校 :福岡市中央区平尾2-15-26-3F (092)525-4205
香椎校 :福岡市東区香椎駅前1-17-15-2F (092)663-8100
春日校 :春日市春日公園7-100 (092)593-1059
筑紫校 :筑紫野市美しが丘南1-1-3 (092)926-0099
2020年10月22日 13:14
第三回目は、”おもいやり“ です。
1)伸ばす口癖 ”ありがとう” ”うれしかったよ” ”優しいね” “あの子は泣いてるよ”
思いやりのある子に育てるためには、まず、うれしい、たのしい、ありがとうという ”快” の感情を親子で共有できる言葉をかけることが必要です。
子供は幼い頃から、親が子供にしてあげること、たとえば、何かをあげる、毛布をかけてトントンして寝かしつける、などを親に対して同様にしてくれます。
自分がしてもらってうれしいことをママにもしようとするのです。
こんな時に ”ありがとう” ”うれしかったよ” という言葉をかけて感謝の気持ちを表現することは、他者に何かをしてあげる喜びを子供の中に生み出していきます。
また、たまたましてくれた行為でも、”~ちゃんはやさしいね” といってあげることで、”自分はおもいやりがある” という自己概念を形成していきます。
また、人が泣いていたり、痛そうだったり、苦しそうだったりしているとき、”泣いているよ” ”痛いんだね”とその人の気持ちや状態を伝える言葉をかけることが、思いやりの気持ちを生み出していきます。
Robins Nest のレッスンを終わって帰られる時の下駄箱の そばでのある風景です。
子供が自分で自分の靴を探して履くのをじっと見ていたお母さん。
“えらいね、自分ではけたね” と声をかけると、”うん”と嬉しそうな子供さん。
今度は、”はい、これお母さんの靴” とお母さんの靴を下駄箱からとって、お母さんの前に並べる子どもさん。
“~ちゃん、ありがとう” とほほ笑むお母さん。
なんとも微笑ましい光景ですね。
2)ダメにする口癖 ”意地悪だね” ”~ちゃんに負けたらダメ”
子ども同士で遊ぶときには、おもちゃの貸し借りや場所の取り合いなどでよくトラブルが生じます。
他の子が持っているおもちゃが欲しくて、思わず取ってしまった子どもに対して、”なんて意地悪なの” と、その子の性格が悪いような見方をした言葉をかけていると、人を悪く解釈するような見方や性格を子供に形成させてしまいます。
また、”~ちゃんに負けたらダメ” と子どもの競争意識を過度に高める言葉も、思いやりの気持ちをつぶしてしまう恐れがあります。
子供にかける言葉はとても大切です。前向きな子土馬をかけるように心がけましょう。
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2020年10月22日 13:08
第2回目は、”すぐにキレない“(怒りの感情コントロール) です。
1)伸ばす口癖 : ”いやだったんだね” ”怒っていたんだね”
子どもが示す混乱や怒りに対して、それを力で抑えつけようとすると、ますます混乱したり、怒りが増幅する可能性があります。
まずは、子どもの状態を受け止める言葉をかけることが必要です。
“いやだったんだね” ”怒っているんだね” と言いながら抱きしめたり、背中をさすったり、”じゃあ、おやつにしようか”と楽しい方向に気分転換する言葉をかけてあげましょう。
そうすれば、その言葉やかかわりをきっかけとしながら、自分の気持ちをコントロールすることを学びます。
2)ダメにする口癖 : ”うるさい” ”いい加減にして”
親は、時折子どもの混乱・怒りの鳴き声や言葉より大きいすごみのある怒鳴り声で ”うるさい” ”いい加減にして” と言ったり、たたいたりして、力ずくで子供たちを抑えつけようとすることがあります。
このような言葉を繰り返していると、子どもはより一層混乱ししたり、激高して怒鳴ったり、暴力をふるうモデルからそういった行為を学んだりします。
このような言葉は、決して、子どもの自身のコントロール力にはつながりません。
自分の思いが否定されたり、結果的に思いどおりにならないことがあると、激しい混乱や怒りを示したりする子どもがいます。
小さい子供は、自分の感情を表現する手段を学んでいないので、自分の思いどおりにならない場面で混乱や怒りを示すことが多くみられます。
しかし、その後、言葉での表現の仕方を学んだり、自分の混乱や怒りをお母さんに受け止めてもらい、なだめてもらう経験を重ねていくと、自分の感情を適切に表現したり、コントロールしていきます。
私も、長男が1歳のころ、お友達を噛んだりする行為を心配したことがありました。
そのたびに、「お友達は嫌よ、イタイイタイだよ」 と注意するのですが、一向に止めません。
日ごろは乱暴な子ではないのにどうしてだろう?私の育て方が悪いのだろうか?叩いて教えるべきだろうか?どうすれば噛むのをやめるんだろう?と悩んでいました。
それでも、長男が噛むたびに「お友達は痛いよ。いやだよね。」と繰り返し言っていました。
すると、しばらくして言葉が出るようになると、その行為はパタッと終わりました。
ことばで表現できない彼にとっては ”自分の思う通りにならないこと”を周りに伝える手段だったのでしょう。
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2020年10月13日 21:43
私は、仕事上たくさんの子供たちとお母様にお会いします。
お母様がお子様にたくさんの愛情を注がれているのを見るたびに、母の母性の強さを感じます。
愛情は皆さん同じく強いのでしょうが、愛情の表現の仕方は、個々違うように見えます。
親は日々子ども叱ったり、ほめたり、見守ったり、励ましたりしながら、子どもに無償の愛情を灌いでいきます。
子供は、親から、また他人から愛されて、健やかに成長していきます。
愛されることで、人間としての基本的な信頼感や、望ましい性格や能力を身につけていきます。
ここで大切なのが、親のかかわり方、子どもに対する具体的な言葉のかけ方でしょう。
親は、他人には絶対言わないであろう様なきつい言葉でも、時に、ついつい子供に言ってしまいます。 言ってしまって”しまった”と思うこともあります。
東京芸術大学教授の岩立京子(いわたてきょうこ)さんが書いてあった”子どもを伸ばす・ダメにする7つの口癖”というエッセイを皆さんにご紹介しようと思います。
第1回目は<意欲>です。
伸ばす口癖 ”やったね” ”できたね” ”やればできるよ” ”惜しかったね”
あることを成し遂げたときに人は喜びや嬉しさを感じますが、年齢が低い子供ほど、できた喜びを 他人に共感してもらうことが、その後の意欲につながります。
他人と繰り返し達成感を共有しながら次第に自分目標や基準で達成を評価し、自信を持てるようにもなっていきます。
達成した時にお母さんが”やったね” ”できたね” という言葉をかけると、子どもは自分の行為やその結果が認められたという感覚を持ち、喜びが増幅されます。
最初は親が手伝うことによってできたことでも、”~ちゃん、よくできたね”と言われれば、次のチャレンジへの意欲が生み出されることでしょう。
また、失敗したときには、”惜しかったね” ”~ちゃんなら、またやればできるよ”と失敗した悔しさや悲しさを共感したり、今後の可能性を示したりすることばをかけることが、後の行動へのチャレンジにつながります。
ダメにする口癖 ”やっぱりダメだったね” ”また失敗だね” ”無理だね” ”やってもダメだね”
お母さんが物事の結果のみを重視したり、要求水準が高すぎて何かができることが当たり前という感覚を持っていたりすると、子どもの行為や結果に対して過度に低い評価をしたり、それを非難したりしがちです。
子供自身、ある程度自分を評価し、がっかりしているときに、親が ”やっぱりだめだったね” ”また失敗だね” とダメ押しの言葉をかけたり、もう一回 チャレンジしようとしている子どもに対して”無理だね” ”やっても無駄だと思う” などと可能性を否定するような言葉をかけることで、子どもがどんどん傷ついて行くことがあります。
Robin Nestで英検を受験する子供たちをお持ちのお母さん。
言葉かけの参考にされてください。英検は、今の自分の力を客観的に見るための一つの尺度にしかすぎません。
英検を受けることで、子ども達が”次はもっとがんばろう” という意欲を持つことが目的です。
目先の合否の結果のみで子供さんを評価したり、叱責したりすることのないようにしてください。
不合格のときのお母様の気持ちは解りますが、本人も充分にがっかりしているのです。
自分の悔しさゆえに子どもを傷つけるようなことのないようにお願いします。
英検は何度でもチャレンジできるのです。
1度や2度ダメでもこれから先長い人生においては些細な出来事です。
人間、失敗して竹のような節を作ることも、強くなるためには必要なことかもしれませんよね。
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2020年10月13日 20:33
人は元来ほめられると嬉しいものです。
大人になっても嬉しいものですよね。
子供にとって”ちょっと難しいこと”が何なのか?が分かる親や教師はその子の力を伸ばしてあげることができます。
他の子と比べて”あなたはどうしてこれができないの?”と否定的なことを言っているお母さんの子は、きっと、こう思っています。
“だって、ぼく分からんちゃもん。分からんからできんのに!!!できてもできなくても、どうでもいいや・・・”。
この”どうせ”という言葉を子供が発するようになったときは、赤信号です。
どんどん悪いほうに行ってしまいます。
子供ができないから、お母さんはイライラして、ついつい叱ってしまう。
難しすぎるチャレンジは子供にとってはやる気を損なうものなのです。
難しすぎるときは、少し手を貸してあげてみてください。
手を出し過ぎるのもまたダメです。
この安倍が難しいところです。
“これだったらできるかもしれない”ということに出会ったときは、”チャンス到来”。
子供の様子を見ながら、時には励まし、時にはヒントを与え、時にはじっと待ち、子供が答えを導き出すのを見守ってあげましょう。
答えを急ぐあまり、ついつい手を出してしまうと、子供は ”もう、やめて”と、手を振り払います。
辛抱強く待つことも、その後の、”できた”という快感を親子で共有できるための、大切な”親行(おやぎょう)”なのです。
日ごろから、子供さんの様子をよく観察しましょう。
“少しのチャレンジ”は、子供たちの周りには、毎日、たくさんあるものです。
靴をはく、帽子をかぶる、歯を磨く、漢字を書く、算数の問題を解く・・・、子供の年齢に応じてやれることが違います。
大切なのは、お母さんがお子さんの今ある状態をよく把握することです。
ほかの子と比べるのではなく、今日より明日、よくできれば、それが子供の成長です。
その毎日の少しずつの積み重ねが、子供の”やる気・意欲”に、つながって行くのではないでしょうか。
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